糸井嘉男氏 日本ハムのCS突破に太鼓判、キーマンは伊藤大海、不安要素は?

 日本ハムが2位を確定させ、6年ぶりのCS進出を決めた。日本ハム、オリックス、阪神で活躍した糸井嘉男氏(デイリースポーツ評論家)は先週末にエスコンフィールドへ。ソフトバンク戦のテレビ解説を務め、「日本ハムの戦いぶりを見て改めて強いと感じました!」と大興奮。「ソフトバンクとゲーム差はありますけど、CSでもいい試合ができる。短期決戦は何が起こるか分かりませんからね」とCS突破に期待を寄せた。

 日本ハムはリーグ覇者のソフトバンクと今季12勝12敗1分けと互角の戦いを演じた。CSファーストSで激突するロッテに対しては17勝6敗1分けと圧倒。両チームとの対戦に、いいイメージを持って臨めるはずだ。

 糸井氏は後半戦の戦いぶりを見て「打つべき人が打てている。清宮選手とレイエス選手が打線の軸になっている」とうなずく。清宮は飛躍がめざましく、レイエスも助っ人として文句なしの働きを続けている。

 先発陣の顔ぶれも強力だ。伊藤、加藤貴、山崎の3本柱はそろって2桁勝利をマーク。中でも糸井氏は開幕投手を務めた伊藤に注目している。

 「伊藤投手は昨年悔しい思いをしました。オフに取り組んできたことは間違いじゃなかったとシーズンで証明している。昨年の悔しさをぶつけられていると思います」

 伊藤は1年目から2年連続10勝を挙げたが、昨季は7勝止まり。今季はここまでリーグトップの14勝を挙げ、復活を遂げた。5完投、4完封もリーグトップの数字で「投げすぎが心配になるぐらい。素晴らしいですね」と糸井氏は絶賛する。

 不安要素には試合間隔が空くことを挙げた。日本ハムはポストシーズン初出場となる選手も多く、7日に全日程が終了してから、CSファーストS初戦の12日まで試合勘をキープすることが課題になる。「準備が大切になる。短期決戦はそこが難しいですが、日本ハムは実力のあるチーム。1打席目、1球目の“1”を大切にして1試合目から大爆発してほしい」と糸井氏は期待を込める。

 すでに新庄監督はレイエスを一塁で起用するなど、日本シリーズをにらんだ起用を開始。短期決戦でどんな野球を見せてくれるのか。ポストシーズンも目が離せない。

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