ヤクルト・青木の引退試合 TAKUROが米国から駆けつける「実はパパ友なんですよね」電話オファーに即決

 国歌演奏をするGLAYのTAKURO(撮影・佐々木彰尚)
 GLAYのTAKURO国歌演奏を聞く青木(左から2人目)=撮影・佐々木彰尚
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 「ヤクルト-広島」(2日、神宮球場)

 ヤクルト・青木宣親外野手の引退試合。試合前、GLAYのTAKUROが国歌演奏を行った。

 青木はGLAYの「BELOVED」を登場曲に使用。親交もあることから、TAKUROが大役を引き受けた。演奏後は青木が駆け寄り、がっちり握手も交わした。

 TAKUROはオファーを受けた経緯について、「もしGLAYで来てくれと言われたらメンバーに頭を下げて『みんなで行こうよ』と言ってきっと彼らはOKしてくれると思うので。ところが電話がきて、その時に僕はロスにいたんですけど、電話取った瞬間に『言いたいことは分かる。もちろんOKだよ』と言いました」と明かした。

 青木には「GLAY全員のほうが豪華だよ」とも説明したというが、今回はTAKUROひとりでの要望だったそうで「素晴らしいプレーヤーである青木君の最後の日に、青木君がそういうのであれば、それはきっと彼にとっても、ファンにとっても、正しいことなのかなと思って引き受けました」とうなずいた。

 青木との関わりについては「実はパパ友なんですよね。スタートは。子供達の関係で知り合うことができた」という。「僕はアメリカで何試合か見に行かせていただきました。そして、彼の喜びと苦悩みたいなものを時々話してくれたりしていて、それでも挑戦し続ける姿勢に僕自身励まされ続けてきたので」と振り返った。

 今後について「全ての仕事はそうでしょうけど、一つの終わりを迎えてもそれで人生が終わるわけではないという話は何年間かしてきました」とやり取りを明かした上で、「僕はこれからも友人であり、彼のファンであり続けると思います」と語った。

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