DeNA 森敬斗の人柄にじんだシーン 勢い余って接触し阪神・木浪が転倒→慌てて駆け寄る 木浪も大丈夫のジェスチャー

 「DeNA-阪神」(3日、横浜スタジアム)

 DeNA・森敬斗内野手の優しい人柄がにじんだワンシーンがあった。

 三回先頭の第1打席で左前打を放って出塁した森敬。1死後、阪神・大竹の牽制球に誘い出されてしまった中、一塁ベースには戻らず二塁へ全力疾走。ボールは大山から二塁ベースカバーの木浪に送られてタッチアウトとなったが、その際に激しく接触した。

 勢いよく滑り込んだため、タッチにいった木浪のグラブが跳ね返って顔に当たってしまい、背中から転倒する形に。直後、森敬は慌てて申し訳なさそうに木浪へ駆け寄った。

 木浪も近寄る森敬を制し、「大丈夫」のジェスチャーとともに白い歯をこぼしていた。この日は試合開始直後から強い雨が降り注ぎ、二回には12分間の中断を挟んだ。アンツーカーも雨を含んでいたため、普段よりもスライディングに勢いが出てしまった可能性がある。ともに遊撃手だけに、敬意を示し合ったシーンだった。

 木浪はその後、四回2死一、三塁のピンチで三遊間へ飛んできた打球を逆シングルでキャッチし、一回転して二塁へ送球。ファインプレーで大竹をもり立てた。

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