ヤクルト 山崎晃大朗の引退試合 右前打に本拠地が大きく沸く 第2打席以降は連続三振 広島投手陣がガチ勝負
「ヤクルト-広島」(3日、神宮球場)
引退試合に臨んだヤクルトの山崎晃大朗外野手が三回の第1打席で右前打を放った。広島の投手陣は真剣勝負で第2打席、第3打席と連続三振に仕留めた。
三回の第1打席で1ボールからのストレートをとらえ、右前に運んだ山崎。スタンドからは大きな拍手がわき起こった。ただ四回、中村の適時打で同点に追いつき、なおも2死一、二塁の場面。大瀬良に対し、2球で追い込まれてしまったが、最後は外角高めのカットボールに三振に倒れた。
七回の第3打席は左腕・長谷部と対戦。変化球を織り交ぜた配球で、最後は低めの変化球でハーフスイングをとられてしまった。試合前には「監督にちょっとわがまま言って『スタメンでフルで出させてもらえますか』っていうふうにお願いしたら『いいよ』って言ってくれたので。『ホームランを打つまで代わらない』とは言いましたけど。気持ち良く終わりたいです」と語っていた山崎。グラウンドでは真剣勝負が繰り広げられた。