ヤクルト 山崎晃大朗が有終のマルチ安打 九回2死からしぶとく左前打 球場大盛り上がり ラストは爆笑胴上げで現役に別れ

 「ヤクルト2-5広島」(3日、神宮球場)

 引退試合に臨んだヤクルトの山崎晃大朗外野手は、4点を追う九回の第4打席で左前打を放ち、球場は大歓声に包まれた。有終のマルチ安打締めだ。

 九回2死、打ち取られれば最後の打者となる中、高めのストレートに詰まりながらもしぶとく左前に落とした。直後、スタンドは大歓声に包まれ、村上もベンチ前に出て笑みを浮かべ、ジェスチャーを送って喜びを表現した。

 その後、川端も安打で続き好機を拡大。打順を上位へと回したが、長岡が倒れてゲームセットとなった。

 山崎は第1打席で右前にクリーンヒットを放つと、第2打席、第3打席と広島投手陣のガチ勝負の前に連続三振。それでも第4打席で安打を放ち、有終の美を飾った。

 試合後には1人、グラウンドに出て山田から花束を手渡された。広島ナインもベンチから拍手を送っていた。さらに当初はスピーチの予定はなかったが、高津監督のあいさつ中に呼ばれ「全部が中途半端な選手でした。打っても2割5分、盗塁も2桁届かない、打点もちょっと少ない。そんな中途半端な選手を監督が辛抱強く使い続けてくれました。全体的に中途半端な成績でしたけど、10年間ありがとうございました」と語ってスタンドは爆笑。高津監督も「引退記念グッズも余っているようなので、ぜひ勝ってあげてください」と呼びかけていた。

 最後は選手たちの手によって胴上げされたが、わざと落とされるシーンも。最後まで笑みを浮かべて現役生活に別れを告げた。

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