ロッテ・ドラ5寺地 プロ初打席初安打「打った瞬間の歓声はすごかった」初球をフェン直二塁打
「ロッテ0-3日本ハム」(3日、ZOZOマリンスタジアム)
将来性豊かな19歳が才能を発揮した。今年、明徳義塾からドラフト5位で入団したロッテ・寺地隆成捕手が初めて1軍に昇格し、「1番・DH」で初スタメン。プロ初打席初安打をマークし「何も聞こえないくらい緊張していたけど、打った瞬間の歓声はすごかった」と喜んだ。
有言実行の一打だった。試合前には「反対方向に打てるように」と意気込んでいた左打ちのルーキー。予告通りに初球の変化球を左翼フェンス直撃の二塁打とした。塁上で両手を突き上げ「下半身でしっかり粘っていけた」と納得の表情だ。
1日に1軍昇格を伝えられ、すぐに母校の馬淵史郎監督に電話。「オレは上がるの、分かってたぞ」と言われ、「うれしいことを言われたので頑張りたい」と臨んだ。卒業してからも見守り続けてくれる恩師へ感謝の一打にもなった。