オリックス・山下舜平大 フェニックスLで進化の秋 今季は3勝 来季の巻き返しへテーマは三つ
オリックス・山下舜平大投手(22)が今月後半に「みやざきフェニックス・リーグ」に参加予定であることが4日、分かった。後半戦の手応えを深め、進化の秋とする。
オフ期間のテーマが三つある。一つは球速、球質の向上だ。8月28日・ソフトバンク戦(長崎)ではテレビ中継の計測で自己最速161キロをマーク。「(球速は)一番の武器であるので。そこを伸ばせるように頑張ります」。トレーニングを重ね、実戦で成果を試す。
二つ目は投球の引き出しを増やすこと。後半戦、フォークの質が「良かった」と明かし「決め球、カウント球など使い分けできれば。カーブも新しい引き出し、使い方を試していきたい。練習してきたチェンジアップもやっていきたいです」と変化球の精度向上でさらなる成長を図る。
最後は体作りだ。「(肉体改造は)実戦機会と並行して。トレーニング量のやり方などを考えます。食事量も落とす必要はないと思う。追い込んでいきたい」。この日の山下は、京セラドームでの練習でキャッチボールなどで調整。今季は3勝に終わり、来季の巻き返しへ燃えている。