ソフトバンク・小久保監督91勝 新人監督シーズン最多勝利更新「結果で恩返しできた」

 「ソフトバンク1-0ロッテ」(4日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクはリーグ優勝を果たしたシーズンを、5連勝で締めくくった。チーム91勝目となり、小久保裕紀監督は2002年の西武・伊原春樹(140試合制)、15年のソフトバンク・工藤公康を抜き、新人監督のシーズン最多勝利を更新。「優勝後は全部が勝つための采配ではなかったが、結果で恩返しできた」と表情を緩めた。

 記録だけでなく、今後に向けても弾みの付く勝利となった。先発の大津が6回無失点で7勝目。「自分のシーズン最後の登板で、チームの最終戦でもあったので、いい形で締めくくれるようにと思って投げた」。CSの先発枠は有原、モイネロ、スチュワートに加えて、あと2枠の争いという中、見事なアピールはチームにとって好材料だ。

 試合後、指揮官はセレモニーで、選手個々のここまでの活躍をたたえた上で、ファンに宣言。「我々の日本一に向けての戦いはまだまだ続きます。最高の準備をして挑みます。16日から始まる、クライマックス開幕に向けて、最高の準備をして挑みます」と力強く声を張った。王者がさらに勢いを加速させる1勝となった。

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