さらば“タジ魔神” 中日・田島慎二が涙、涙の引退試合 DeNAは粋な演出 代打元同僚京田も打席で涙 三振に打ち取り、笑顔でマウンドに別れ
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「中日4-3DeNA」(5日、バンテリンドーム)
中日の田島慎二投手が引退試合に臨み、七回に登板。DeNA・三浦大輔監督は元中日の京田陽太を代打に送る粋な采配をみせた。
田島は京田を空振り三振に打ち取ると、天を仰ぎ、万感の表情で最後は笑顔を浮かべて、京田に手を出して感謝。マウンド上でナインと握手を交わして、マウンドを降りた。
観客席は背番号「12」のボードを掲げたファンで埋めつくされた。ベンチでは小笠原らナインが涙。京田も打席で涙を浮かべていた。
田島は中日一筋で試合前までで通算461試合に登板。2017年にはクローザーとして34セーブをマークした。2020年4月には右肘のトミー・ジョン手術を受け、2年連続で大幅な減俸も経験。それでも最後は満員の本拠地のファンに見守られ、13年のプロ野球人生の有終のマウンドを飾った。
チームはサヨナラ勝ちで、功労者の花道を飾った。