ヤクルト・高津監督が若手多数起用の最終戦で危機感あらわ「改めてこのままじゃ厳しい」レギュラー陣との差を痛感

 4回から登板した奥川はこの回に2失点する(撮影・市尻達拡)
 7回、長岡は二ゴロで一塁へ全力疾走する(撮影・市尻達拡)
 グラウンドを見つめる高津監督(撮影・市尻達拡)
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 「広島3-1ヤクルト」(5日、マツダスタジアム)

 ヤクルトが今季最終戦に敗れて最下位に転落。試合後の高津監督は改めて危機感をあらわにした。

 この日は先発や途中出場などで、若手選手らを多数起用。来季に向けての道筋を作った形にはなったが、試合には敗れた。高津監督は「すごくいろんなことを気づかされるゲームだったなと思いますね」と振り返り、「口では簡単に『来年は勝つぞ』とか言ってますけど、そんな簡単なことじゃないなと思いました。改めてこのままじゃ厳しいなっていうのは感じました」と現実から目を背けなかった。

 レギュラー陣と控えとの差は、近年から変わらない課題でもあるが、「力の差はあって当然だと思うんですけども。そうですねぇ。ガツガツしたものとかね、その1球に対する執念とかね、そういうところもやっぱりちょっと差があるのかなっていう風に思いましたね」と見えなかった姿勢に対しても残念がった。

 来季6年目の指揮を任されることが決まり、秋季練習や秋季キャンプから巻き返しを目指していくことになるが、「ちょっと繰り返しになりますけど、簡単じゃないね。この差というのは。経験積んでね、うまくなっていくもんだとは思っているけれども、口で言うほど簡単じゃないなと思いました」と最後まで厳しい表情だった。

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