今秋ドラ1候補、関大・金丸 ギアチェンジ魅せた貫禄0封 先発回避もリリーフ登板 7球団スカウトの前でピンチ脱出

 9回、力投する関大・金丸(撮影・山口登)
 京大に勝利しナインとタッチする関大・金丸夢斗(撮影・山口登)
 ナインを鼓舞する関大・金丸夢斗(撮影・山口登)
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 「関西学生野球、関大12-7京大」(5日、ほっともっとフィールド神戸)

 1回戦2試合が行われ、乱打戦を制した関大が京大を下した。九回に今秋ドラフト1位候補で最速154キロ左腕の金丸夢斗投手(4年・神港橘)が登板し、1回1安打無失点で試合を締めた。立命大は4-2で近大に勝利した。

 貫禄の投球だ。金丸が九回に登板し1回1安打無失点。「調子的には悪いなりに仲間のミスもしっかりカバーすることができたので、そこはよかった」とうなずいた。

 5点リードの九回。先頭の中村を145キロ直球で空振り三振。続く細見にはこの日最速の148キロを記録したが、中堅手の頭上を越える二塁打を許した。2死まで追い込んだが味方の失策で2死満塁に。「ピンチになったらギアを上げる」と右飛に抑えた。

 春季リーグは6試合に先発し1勝1敗。防御率0・00だったが、5月に腰の骨挫傷で戦線離脱。9月8日の近大戦で1回無失点の復帰登板を果たしてから、中継ぎとして順調な姿を見せていた。今後は先発せずに中継ぎとしてチームのために力を発揮する。現状は「60、70%」とし「体の調整の仕方がいつもと違うんで、そのずれとか、感覚がもう少し戻る」と向上心を見せた。

 この日は7球団のスカウトが視察。24日のドラフト会議に注目が集まるが「特に気にすることなく、目の前の自分と向き合う」とし、さらに状態を上げていく。

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