東大2季ぶり白星 鈴木太が3安打完投 七回1死までノーノー チーム連敗18で止めた
「東京六大学野球、東大4-1慶大」(6日、神宮球場)
東大が4-1で慶大を破り、1勝1敗とした。鈴木太陽投手(4年・国立)が3安打完投でリーグ戦初勝利を挙げ、昨年10月8日の法大2回戦以来、2季ぶりの白星で連敗を18で止めた。立大は2-1で春秋連覇を狙う早大に逆転勝ちし、1勝1敗で3回戦に持ち込んだ。
東大の鈴木太が3安打1失点で完投し、チームに2季ぶりの勝利をもたらした。
リーグ戦0勝で、防御率10点台だった4年生右腕が見違えるような投球を見せた。「気負わず、打たせて取ればいい」と変化球を低めに集め、五回までパーフェクト。七回1死から初安打を許し、東大投手で97年ぶりの無安打無得点試合は消えたが「全ての球種を狙ったところに投げられた。初勝利?じわじわと喜びが湧いてきている」と笑みが絶えなかった。
外野手の美技も相次ぐなど会心の勝利に、大久保監督は「理想的な試合ができた」と語り、2017年秋以来の勝ち点に照準を合わせた。