伊東氏「ちょっと考えられない」、デーブ氏「まさか」、田尾氏「そうかあ」 オリックス中嶋監督電撃辞任に監督経験者が驚きの声
オリックスの中嶋聡監督が6日の楽天戦後に今季限りでの退任を電撃表明したことを受け、7日は監督経験者らが自身のYouTubeチャンネルでそれぞれの感想を述べた。元楽天監督の田尾安志氏は、「TAO CHANNEL」で「皆さんの質問におこたえします」をテーマにした番組の最後に言及。「そうかあ、中嶋監督の辞任。3年連続でリーグ優勝した監督、1年5位でもう降板ということになる」と驚きを隠せず「本人が申し出たのか球団から言われたのか、いま(情報が)入ったばっかりなので僕もわからないけれども」と続けた。
同じく元楽天監督のデーブ大久保氏は「【電撃退任】オリックス中嶋監督の電撃退任について」をテーマに「デーブ大久保チャンネル」を更新し、「まさか」と感想。「なんで今やめるんだ。3連覇して1回5位。もったいねえな。次やる人も大変だよな。責任感のある中嶋監督のことだから次の組織づくりをしたと思うが、あまりにも潔すぎてビックリしている」と驚きを隠せなかった。その上で「ぜひ現場を離れた後に充電してもらって、次はジャイアンツのV9を超えるような」と再登板に期待した。
西武、ロッテで監督を務めた伊東勤氏は「【中嶋監督辞任】残念だけど男気を感じました。」として「110チャンネル」を更新。「ちょっと考えられない。もちろん球団としても引き留めには当然入ったと思う」などと感想を述べた。その上で「選手たちが3連覇してちょっとぬるま湯につかりすぎた。選手たちが今年もいけるんじゃないかというところからスタートしたのかもしれない」と指摘。自身は現役で西武の黄金時代を過ごしたが、リーグ制覇した翌年ほど監督、コーチ陣が厳しく選手に接していたとし「周りはちやほやするが、首脳陣のわれわれ(選手)への当たり方はきつかった。『このままでは去年みたいにならないよ』と自主トレのときからあった」と当時を振り返った。
一方で「相当自分の中での決断があったからこそ、こういう形になったんでしょう」とし「全然(表に)出て来なかった。彼の頑固さ、決して外に漏らさずキャッチャーらしいかなと思った。やめることに関しては残念ですが、逆に男気を感じた。私も監督をやっていた人間ですから」と心中をおもいやった。