巨人・阿部監督「厳しい戦いになる」阪神・岡田監督との“最終決戦”警戒

 巨人の阿部慎之助監督(45)が7日、阪神・岡田監督との“最終決戦”を警戒した。この日、みやざきフェニックス・リーグ・阪神戦(生目第二)を視察。6日に退任を正式発表した宿敵の指揮官に敬意を表しつつ、CSファイナルSを前に「厳しい戦いになる」と真っ向勝負に備えた。

 「長年、いろんなところで監督もされていた方。CSでも戦わなければいけない」。今季はアレではなくアベ-を掲げ、4年ぶりのV奪回を達成した。レギュラーシーズンは12勝12敗1分け。7月17日の対戦(東京ド)ではベンチの読み合いを制し、エンドランをピッチドアウトで併殺に変えた。

 「お互い勝つためにやっている。(CSは)1つアドバンテージがあるとはいえ、シーズンも五分。厳しい戦いになる」

 視察した阪神戦では中山が2安打。自ら要望して帯同させたモンテスも中前打を放った。浅野、秋広ら若手野手に、投手では先発した高橋礼が3回無失点と好投。大江、今村、伊藤らリリーフも安定感が光った。「全員にチャンスがある。しっかりアピールしてほしい」と阿部監督。シーズン同様、阪神とのガチンコ勝負を心待ちにしている。

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