慶大・清原Jr.2カード連発2号「4番の役割に集中しました」 キヨさんVSナベ、2世対決制した

 笑顔をみせる慶大・清原(撮影・持木克友)
 息子の試合を見守る清原氏(撮影・持木克友)
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 「東京六大学野球、慶大3-0東大」(7日、神宮球場)

 3回戦2試合が行われ、慶大が東大を下し2勝1敗で今季初の勝ち点を獲得した。プロ通算525本塁打を誇る清原和博氏(57)の長男でプロ志望届を提出している清原正吾内野手(4年・慶応)がリーグ戦2号を放つなど2安打2打点の活躍。東大は元ロッテ・渡辺俊介氏(48)の長男である渡辺向輝投手(3年・海城)が先発も2017年秋以来の勝ち点を逃した。早大は立大を破り勝ち点3で首位をキープした。

 注目の対戦に訪れたファンの熱視線が注がれた。独特の軌道で放たれる白球に完璧にアジャスト。清原が放った待望のリーグ戦2号は今季初の勝ち点を導く先制V弾だ。

 「2カードを落として、残りのカードを落とせない状況の中で、4番の役割に集中しました」

 自身と同じく元プロ選手の父を持つ東大のサブマリン・渡辺との対戦。第1打席では右飛に倒れ「少しこすってしまったので、上からバットを出していこうと意識しました」と修正した。四回先頭での第2打席。渡辺にとっては「意識の通りに投げられた」という初球の低めカーブをフルスイングし、弾丸ライナーを左翼席へ突き刺した。

 五回の第3打席でも、2死二塁の好機で外角カットボールを巧みに捉え右前打をマーク。1回戦での対戦で2打数1安打1打点だった変則右腕をまたしても攻略だ。

 父親同士は1軍での対戦はないものの“2世対決”が神宮を彩った。2人は8月末にエスコンフィールド北海道で行われた東京六大学野球オールスターで共演した際、食事会場で同じテーブルを囲み、「キヨさん」「ナベ」と呼び合う仲だ。清原は「対戦を楽しみにしていました」とうなずいた。

 3試合連続マルチ安打と状態は上向き。「残り2カード、自分の全てをかけて戦いたい」。磨きがかかる勝負強さで、ラストシーズンを駆け抜ける。

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