日本ハム・伊藤 単独15勝逃すも最多勝&最高勝率「チームに感謝して受け取りたいタイトル」CSで誓うフル回転「どこでも投げたい」
「楽天2-0日本ハム」(8日、楽天モバイルパーク)
日本ハムが今季最終戦を落とし、75勝60敗、貯金15でシーズンを終えた。
先発・伊藤は7回6安打2失点の好投も打線の援護を得られず5敗目。すでに最多勝、最高勝率のタイトルは確定していたが、単独での最多勝となる15勝には届かなかった。
今季は開幕投手として勝利を挙げているだけに、「チームとして勝って始まって勝って終わりたかった」と話し、タイトルについては「チームに感謝して受け取りたいタイトルかなとは思います」と仲間への感謝を口にした。
三回までパーフェクトに抑える快投だったが、四回、中島に中前打を打たれると、小郷に左越え適時二塁打を浴びて先制点を献上。さらに浅村の犠飛で計2失点。「あの回がもったいなかった」と振り返った。
この日113球を投げたことで12日に開幕するCSファーストSでの登板は流動的。新庄監督は「もういいじゃないですか、それ。見てて」と煙幕を張った。
伊藤もこの日の投球を「CSに向けていい経験ができたと思うのでまた気を引き締めていい準備をしていきたいです」と振り返り、「監督がいきたいところでいければ、僕自身としてはやりがいがあるので。ほんとにどこでも投げたいなと思います」とフル回転を誓った。