巨人 CSファイナルS“開幕投手”戸郷 2戦目の菅野が万全調整「日本一しか見えていない」

 「フェニックス・リーグ、巨人-オリックス」(9日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 巨人の戸郷翔征投手(24)、菅野智之投手(34)が調整登板で万全の仕上がりを見せた。2人は16日から始まるCSファイナルSで初戦、2戦目に先発予定。1週間後の“開幕”を前に、不安は全く見当たらない。

 三回まで無安打、1死球と完璧にオリックス打線を抑えていた右腕は四回、先頭の大里に中前打を浴びると、続く杉沢には左中間を破られ1点を失った。それでも続く無死二塁のピンチをしのぎ、最少失点にまとめる投球内容。球場スコアボードの表示で、この日の最速は150キロだった。

 優勝決定後、地元での凱旋登板に「全球種投げられましたし、三振も取ることができた。失点もしましたけど、(地元で)いい投球を見せられたかなと思います」と笑顔。「宮崎で投げられるのはすごくうれしい。だいぶ元気な姿を見せられたかな」と、挨拶代わりの52球にもなった。

 今年11月に開催される「プレミア12」のメンバーに選出。「選んでいただいたことは光栄です。100パーセントの力を出せるように準備をしていきたい」としながらも、まずはチームの勝利に向けて「初戦、必ず勝つしかない。目の前の日本一しか見えていないですし、それが終わってから考えたいですね」と、気を引き締めていた。

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