歴史的低迷の西武、最終戦後に西口文也新監督就任を発表 最終戦は延長12回引き分けで球団最悪大幅更新91敗のシーズン終える

 「楽天2-2西武」(9日、楽天モバイルパーク)

 レギュラーシーズン最終戦が行われ、延長12回引き分けで西武は49勝91敗3分けの借金42で今季を終えた。

 初の2桁10勝目を目指して先発した3年目の隅田知一郎投手は9回131球7安打2失点8奪三振の力投だったが、勝ち星はつかなった。

 隅田は6回まで無失点の好投をみせていたが、七回に鈴木大に適時打、村林に犠飛を浴びて、同点に追いつかれた。球数が100球を超える中、九回まで投げたが勝利には結びつかなかった。

 チームは山川穂高がFAでソフトバンクに移籍した今季、新外国人選手が機能せず貧打が続き、苦しい戦いを強いられた。交流戦を前に松井稼頭央監督が休養。渡辺久信GMが監督代行を務めたが、浮上のきっかけはつかめず。4度の8連敗などで一時は勝率が3割を切るなど歴史的低迷となった。91敗は西鉄時代の84敗を大幅に更新する球団ワースト記録で、3年ぶりの最下位となった。

 試合後、球団は西口文也ファーム監督(52)が来季の1軍監督に就任することが発表された。渡辺久信GM兼監督代行と、シーズン途中で休養した松井稼頭央監督は今季限りで退任となった。

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