日大 快勝で優勝への希望残した エース市川「低め意識」で89球完投 リーグ戦15勝目

 「東都大学野球、日大5-1東農大」(10日、神宮球場)

 2回戦3試合が行われ、日大はエース・市川祐投手(3年・関東第一)が完投し、東農大に快勝した。青学大は亜大に逆転負け。1回戦の死球で左手打撲の診断を受けた今秋ドラフト候補・佐々木泰内野手(4年・県岐阜商)はベンチ入りも欠場した。国学院大は中大に逆転勝利した。

 日大・市川が9回をわずか89球で完投勝利を挙げ、現役選手最多のリーグ戦通算15勝目を飾った。「低めを意識して投げた結果が球数の少なさにつながりました」。今季は調子が上がらずにいたが、ブルペンから打者を立たせて四隅への投げ分けを徹底したり、助走を付けたキャッチボールなどで体重移動を確認したりと修正。優勝への希望を残し「負けたら優勝はない。一戦必勝で頑張りたい」と力を込めた。

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