ロッテまさか 益田が痛恨同点被弾 延長十回サヨナラ負け 吉井監督「小島の代え時を間違えた」
「CSパ・ファーストS・第2戦、日本ハム3-2ロッテ」(13日、エスコンフィールド)
ロッテはファイナルS進出まであと2アウトまで迫りながら、そこから暗転した。救援陣が痛打を浴びて、延長十回、痛恨のサヨナラ負けを喫した。
痛すぎる一発だった。2-1の九回。レギュラーシーズンから11試合連続で無失点投球を続けていた益田直也投手が、1死から万波に左中間へ同点ソロを運ばれた。初球の直球が高めに浮き、「一発がダメなところで打たれた。今までにないくらい完璧に打たれて悔しい」と唇をかんだ。
延長十回は沢村が先頭から2者連続で空振り三振を奪ったが、その後、四球と安打で一、三塁とされ、浅間にサヨナラの右前適時打。膝に手をつき、ぼうぜんとした表情を浮かべた。
吉井監督は九回の一発について「打った方がすごい」と益田を責めることはせず、「今日の負けの原因は小島の代え時を間違えた。七回頭から代えるべきだった。体力がどれくらい残ってるか見誤った。選手はよく頑張った」と責任を負った。
1勝1敗となり、勝負は第3戦にもつれこんだ。打線も2試合続けてソロ本塁打2本でしか点を取れず、つながりを欠く状態。指揮官は「明日からも考えながらやっていきたい」と悲壮感を漂わせた。