日本ハムの勢いを警戒もソフトバンク・小久保監督「来るという準備をほぼほぼしていた」 周東は「正直このままロッテかなと思うところもあった」
「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」のファイナルSの、前日記者会見が15日、みずほペイペイドームで行われ、ソフトバンク・小久保裕紀監督は「開幕戦のときにミーティングでわれわれホークスは勝って笑おうと話した。1度勝つことはできたが、これからのCS、日本シリーズとあと2回笑って完結する。とにかく勝てるように精いっぱい頑張りたい」と話した。
対戦相手は新庄監督率いる日本ハムに決まった。ファーストSは第1戦でロッテに敗れた後、劇的な試合を制して勝ち上がってきた。
小久保監督は「野球の魅力、ファンの心を動かすことができるスポーツだと思った」と感想。「エスコンフィールドで初開催ということもあったと思うが、2戦目の劣勢からの自然発生的な声援はテレビを通しても伝わってきた。本当に野球の魅力を感じて3試合だった」とファーストSを振り返った。
一方で「新庄監督が3年かけて作り上げてきたチームだとシーズン中も感じていた。想定としては日本ハムが来るという準備をほぼほぼしていた。イメージ通りシミュレーションできている」と話した。
同席した選手会長の周東は日本ハムについて「勢いがすごいな。正直、このままロッテかなと思うところもあったが、そこから逆転で上がってきた」と警戒。「すごい勢いで来ると思うので、初戦で止めたい」と第1戦必勝を誓った。
レギュラーシーズン最終戦から間が空いたが、小久保監督は「(シーズン)終盤の近藤のけが、柳田の離脱があったので、逆に間があいてくれたのがプラスに働いていると感じている」。柳田は最終盤に復帰したが、右足首を負傷した近藤のCS出場については「ここでお答えすることはできません」と明かさなかった。その上で「ギリギリまでスターティングオーダーは決めずに。まだ最終決定してない。近藤も焦らせることなく、現在の状態を見ながら判断しようということ。これから最終的な決定をして、それで本来の開幕当初のオーダーを組んで戦えるか」と説明した。