ＤｅＮＡ・宮崎敏郎内野手がファイナルＳ・巨人戦にスタメン出場することが１５日、濃厚となった。１３日のファーストＳ・第２戦で右足を痛め途中交代し、同日中に「右下肢のつり」と発表されていたが、この日は横浜スタジアムで行われた全体練習に参加。三浦監督は「大丈夫かなと思います」と話し、守備練習やフリー打撃など通常メニューをこなした。

　甲子園では負傷時に背負われながらベンチに退き、その姿が衝撃を与えたが、幸いにも離脱は免れた。宮崎は報道陣に対し、明るい表情で「大丈夫です。見ての通り」と語り、巨人戦に向け「頑張るだけ。それ以上ないです」と力を込めた。

　ファーストＳでは２位・阪神を投打で圧倒。連勝で下したその勢いを持って東京ドームに乗り込む。覇者巨人に対し今季レギュラーシーズンで８勝１６敗１分けと苦戦したが、主将の牧は「もう勝てばいいので、数字とかよりも、１本ずつヒットを積み重ねて先に取ってというのが大事」と力説する。２０１７年以来となる３位からの下克上実現へ全員で襲いかかる。