オリックスの波留敏夫育成チーフコーチ（５４）が来季、２軍監督となる方向で調整されていることが１５日、分かった。

　波留コーチは２３年からオリックスのコーチとなり、２年間は舞洲の球団施設などで若手選手のサポートに努めてきた。横浜、ＤｅＮＡでは０６～１３年、中日では１４～２２年でコーチを務めるなど指導経験は豊富だ。

　横浜に在籍した１９９８年にはマシンガン打線の２番打者として３８年ぶりの日本一にも貢献したＶ戦士。闘志あふれるプレーが持ち味だった。

　熱血指導に定評があり、数々の選手を育成してきた波留コーチ。今度は、岸田新監督を支える立場となる。育成力に定評のあるオリックスをさらに強固な集団とするために、全身全霊を注ぐことになりそうだ。