今秋ドラフト上位候補、大商大・渡部 決勝打含む3安打 V逆王手&連盟タイ通算119安打 阪神5人態勢で熱視線

 「関西六大学野球、大商大2-0大経大」(15日、マイネットスタジアム皇子山)

 2回戦2試合が行われ、大商大が大経大に2-0で勝利して1勝1敗とした。今秋ドラフト上位候補の渡部聖弥外野手(4年・広陵)が先制打を含む3安打をマークして連盟記録に並ぶ通算119安打を記録。16日に3回戦が行われ、勝ち点を取ったチームが優勝となる。

 大商大・渡部がドラフト上位候補としての貫禄を漂わせた。

 「絶対にかえしてやろうと思いました」。両軍無得点の六回2死三塁。強振を繰り出し、左中間フェンス直撃の先制の適時二塁打を放った。1987年の龍谷大・宇田英樹以来37年ぶりで連盟記録に並ぶ通算119安打目が勝利に直結する一打。「記録よりもチームの勝利」と主砲の意地で快音を鳴らした。

 二回先頭では右中間への二塁打を放つなど3安打の躍動。ドラフトまで10日を切った中、ネット裏には10球団のスカウトが集結した。阪神は畑山統括スカウトら最多の5人態勢を敷いて右のスラッガーの一挙手一投足に熱視線を注いだ。

 通算安打の新記録もかかる中で勝てば優勝、負ければV逸の大一番を迎える渡部。「負けない気持ちを強く持っていきたい」とリーグ新記録の6季連続優勝を見据えた。

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