落合博満氏が語る新監督がやるべきこと「優勝するんだというのをぶち上げて」自身も就任会見で宣言「できなかったら笑われるだけ」
元中日監督の落合博満氏が15日、自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」に新規投稿。新監督が最初にやるべきことについて語った。
中日の新監督に井上一樹2軍監督が昇格。「一樹が監督になりましたか、良かったですね」と笑みを浮かべた落合氏。その理由について「中日が強くなるために。2004年からのメンバーが監督になるっていうのは、どうやったら強くなるかっていうのは肌で感じているでしょうから。期待はしていますよ」と語った。
その上で新監督が最初にやるべきこととして挙げたのが「このチームで優勝するんだというのを声高らかにぶち上げて、シーズンに臨んでもらいたい」と落合氏。「それができなかったら一時、笑われるだけのことなんでね。優勝を目指してやらないと選手がその気にならない」とし、「最初の出発点は選手を同じ方向へ向かせるために、このチームで優勝するんだということをきちっと宣言してやったらいい方向に出ると思う」と説明した。
「ドラゴンズが3年連続最下位になってね。浮上するためには一樹が一生懸命考えて、練習、キャンプ、オープン戦、そして公式戦と進んでいってくれればいい。自分が『こうだ!』っていう信念を貫き通すってのが監督にとっては一番大事なことなんだろうと思うし」と語り、「一樹、頑張れ」とエールを送った。
実際に落合氏も2003年オフの監督就任会見で「優勝を狙えるだけの戦力があるわけだから、当然優勝を狙う。ここは絶対にぶれないところ」と発言していた。さらに「優勝はそんなに難しいもんじゃない」とも。翌2004年、就任1年目でコーチ経験がない中、当時は異例の有言実行Vを果たした。動画内では他にも井上新監督との思い出、また今オフの自身の報道についても言及していた。