昨オフ巨人を戦力外 DeNA・堀岡が大一番で無失点リリーフ「拾ってくれたので」岡本斬りで雄たけび 守護神不在の緊急事態を救う

 8回、ピンチを切り抜けナインに迎えられる堀岡(撮影・持木克友)
 8回、堀岡(手前)の前に右飛に倒れ、悔しさをにじませる岡本和(撮影・伊藤笙子)
 8回1イニングを抑えた堀岡(撮影・持木克友)
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、巨人0-2DeNA」(16日、東京ドーム)

 DeNAが5投手で完封リレー。一丸で初戦を制し、アドバンテージを含めて1勝1敗とした。

 投手陣に重圧のかかる展開で、DeNAは堀岡が2点リードの八回に登板。丸から始まる上位打線を相手に1安打を許したが、無失点で抑えた。2死一塁から岡本和を右飛びに仕留め、雄たけびもあげた。

 昨オフ、巨人から戦力外通告を受け、DeNAに育成選手で入団。どん底から這い上がり、支配下契約を掴み取った。シーズンでは6試合の登板だったが、防御率0・00。13日のCSファーストS・阪神戦でも無失点に抑え、救世主に名乗り出た。

 堀岡は古巣・巨人相手に大一番で活躍し、「(巨人への意識は)もちろんありましたが、気にしすぎてもいい方向にいかない。バッターを抑えることだけを考えました」。守護神・森原が肩の不調でベンチを外れる緊急事態で八回を任され、「こういう場面で投げたいと思っていたので嬉しい気持ちが大きかった」と充実の表情を浮かべた。

 昨オフ戦力外から救世主へ。「拾ってくれたので、それに尽きるかなと思います」。DeNAへの感謝を胸に、腕を振り続ける。

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