完封負けの巨人・阿部監督 実戦感覚の問いに「それは言い訳になっちゃうからね」増田大、オコエ起用にも言及
「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、巨人0-2DeNA」(16日、東京ドーム)
4年ぶりのリーグ制覇を果たした巨人はCSファイナルSの開幕戦で痛恨の黒星発進。下克上を目指すリーグ3位・DeNAに敗れ、アドバンテージを含めて1勝1敗のタイとなった。
わずか4安打完封負け。巨人・阿部監督は「もう横浜のね。勢いを感じながらやることができましたね、今日」と、さばさばと振り返った。懸念材料だった2週間ぶりの実戦の影響については「もうそれはね。言い訳になっちゃうからね。だけど、ケイ投手も手つけられんかったね」と、言葉を飲み込んだ。
シーズンで全試合に出場し、3番にも起用された吉川がけがで欠場。2番・増田大、3番オコエを起用したが、ともに無安打で2三振に終わった。2選手の抜てきについては「いや、もうそれしかないんだよね。なんとかね、ナイスプレーもしてくれたし、(増田大が初回に)フォアボールも選んだしね」と両選手をフォロー。経験より状態の良さを買ったという問いに、「そうっすね。それしかないなと思って」とうなずいた。
1勝1敗のタイ。後ろを振り返っている時間はない。「あれだけ打てなくてもね、チャンスってできるんだなって思ったし、そこで1本ポコッて打てばねっていうゲームだったし。そこは短期決戦なんでね。そこをみんなで打破していくしかないんでね。明日頑張りたいと思います」と前を向いた。