「ＣＳパ・ファイナルＳ・第１戦、ソフトバンク５－２日本ハム」（１６日、みずほペイペイドーム）

　日本ハムの先発・伊藤は５回２／３を４失点で降板。ソロ２本を含む今季ワーストの１０安打を浴びるなど、自身のポストシーズン初登板は悔しい結果に終わった。

　ファーストＳでは伊藤を温存し、ソフトバンクとの初戦にぶつけた新庄監督は試合後「見たまま。あーだこーだ言わない。見たままです。また次もあるから」と投球についての評価は避けた。その後「伊藤君の打たれたボールが変化球っていうところと、もう（ボール）２個くらい低かったらよかったかな」と話し、再び「まあ、まだあるからね」と付け加えた。

　さらに「本人が一番悔しいでしょ。ここまで、（仲間がファーストＳを逆転で突破して）自分にもう一回投げさせてもらえる場面を作ってくれて、きょう４失点してしまってね。次は今年の最後の意地というのを見せてもらいたいと思う」とファイナルＳ中のリベンジに期待。登板間隔を詰める可能性を問われると「来たら分かります、その日が」と話すにとどめた。

　伊藤自身はこの日の投球について「リズムを作りきれなかった。最初は３人で終わったが、その後はずっとランナー出し続けるような形だったので。あとホームラン２本は余計だった」と反省。ソフトバンクにはレギュラーシーズンでは４勝１敗と分が良かったが「やっぱりギータ（柳田）さんが戻ってくると厚みも出るし、神経を使う。そこで粘りきれなかったのが悔しい」。新庄監督はもう一度登板させると話していると聞かされると「もうそのつもりで、しっかり準備したいなと思う」とリベンジを誓った。