鼻骨骨折の日本ハム・伏見が気合の安打 新庄監督からDMで「じゃあ、行くぞ」と起用が伝えられたと明かす

 「CSパ・ファイナルS・第1戦、ソフトバンク5-2日本ハム」(16日、みずほペイペイドーム)

 14日の練習中に鼻骨を骨折した日本ハム・伏見寅威捕手が「8番・捕手」で出場し、三回の第1打席に気合の安打を放った。

 1点を追う三回先頭の水野が右前打で出塁。次打者の伏見は有原が初球に投じたカットボールを左前に運び、チャンスメークした。

 伏見は右目付近や眉間の下あたりにアザがあり、骨折している鼻も腫れている状態。負傷した14日は離脱の可能性も浮上していたが、日本シリーズ進出がかかる決戦の舞台でいきなり結果を出した。

 前日に伏見はスタッフに出場ができることを報告し、それを知った新庄監督からSNSのDMで「じゃあ、行くぞ」と先発起用が伝えられたという。「出る以上は何かあっても言うつもりはないですし、普通の選手としてやりました」と試合後に明かした。

 初戦を落としたことは痛いが、「とにかく4つ勝つことしか考えていないです」と強調。思いを一つに、2戦目以降を戦う。

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