ソフトバンク・王球団会長「シーズン中も強かったけど、もっと強い」 苦戦中の古巣には「ジャイアンツらしく粘り強く戦ってほしい」
「CSパ・ファイナルS・第3戦、ソフトバンク3-2日本ハム」(18日、みずほペイペイドーム)
3連勝で日本シリーズ進出を決めたソフトバンクの王貞治球団会長は試合後「投打にすきを見せないで、打つ方は少ないチャンスをものにしたし、(投手人は)ここぞというところは抑えてくれた。シーズン中も強かったけど、もっと強いという感じを相手にも与えた」と、日本ハムを投打で圧倒したチームをたたえた。
小久保監督については「選手たちの力をいかに引き出すかという形でやっていて。選手たちにいろいろ話しかけて、どういうようなものを君に期待してるか、そういう会話が生きてきた。ヘルナンデスもオスナも3日連チャンだから。そう伝えてあるからいいピッチングをしてくれた」。選手と密にコミュニケーションをとりながら、シーズンを戦うにつれて強さを増した指導力を高く評価した。
4年ぶりに臨む日本シリーズへは「ここに来るまでは、うちらしいいい戦いができている。自信を持ってもう一回調整して、(日本シリーズの)10日間、頑張ってやりましょう」と期待。一方でセ・リーグ優勝の巨人がDeNAとのファイナルSで苦戦していることを問われ「まあねえ。ジャイアンツはジャイアンツで打てなかったね。でもまだ一つあるから。ジャイアンツらしく粘り強く戦ってほしいね」とエールを送った。