「ＪＥＲＡ　ＣＳセ・ファイナルＳ・第６戦、巨人－ＤｅＮＡ」（２１日、東京ドーム）

　ＤｅＮＡ・森敬斗内野手が五回、適時打でミスを取り返した。

　２点を追う五回だ。先頭の梶原が右前打で出塁すると、続く森敬が右中間を真っ二つに切り裂く適時三塁打を放った。森敬は初回に痛恨の適時失策をしており、唇を噛み締めていた。ミスを取り返す一打を見せ、三浦監督も攻撃の手を緩めない。代打・フォードを送り、前進守備を敷く二遊間を抜く同点適時打で試合を振り出しに戻した。

　続く桑原がきっちりと犠打を決め、牧は二飛。２死二塁となったところで、中４日マウンドに上がっていた巨人のエース・戸郷をマウンドから引きずり下ろした。一気に勝ち越したかったが、佐野が放った打球は中堅・ヘルナンデスの大ファインプレーで阻まれ、逆転はできなかった。

　森敬は「とにかくランナーを進めることを意識した結果、外野の間を抜けてくれました。チームの勝利のため全員で頑張ります！」と気合を入れてコメントした。