巨人悪夢 4年ぶり日本Sならず終戦 救援登板の菅野が九回に決勝点を献上 DeNAとの歴史的死闘で痛恨敗戦

 9回、牧に勝ち越し適時打を浴びた菅野(撮影・伊藤笙子)
 9回、牧に勝ち越し適時打を浴びる菅野(撮影・伊藤笙子)
 9回、左前適時打を放ち、雄たけびを上げ一塁へ向かう牧
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第6戦、巨人2-3DeNA」(21日、東京ドーム)

 リーグ覇者の巨人はDeNAとの歴史的死闘に敗れ、4年ぶりの日本シリーズ進出を逃した。

 悪夢は2-2の九回だった。八回から登板した菅野が九回も続投。だが、先頭森敬の安打からピンチを招いた。2死三塁となり、牧に痛恨の左前適時打を浴びた。

 今オフ、メジャー挑戦の意向を表明している右腕は日本一への意欲を燃やしていたが、まさかの展開となった。

 先に主導権を握ったのは巨人だった。初回、先頭・長野が四球で出塁。門脇の犠打などで2死二塁とすると、岡本は第1打席から申告敬遠で一、二塁とした。続くヘルナンデスは遊ゴロで失策を誘い、その間に二走・長野が生還。4試合連続で先制した。

 1-0の四回には、先頭・坂本が左中間二塁打を放つと、続く中山の左飛でタッチアップ。さらに戸郷がカウント1-2からセーフティースクイズを決め、三走・坂本が2点目のホームを踏んだ。

 しかし、四回まで無失点に抑えていた先発・戸郷は2-0の五回、先頭・梶原から3連打を浴びた。梶原には右前打を許すと、続く森敬には右中間適時三塁打。無死三塁から代打・フォードには中前適時打を浴び同点とされリードを守りきれなかった。

 初戦から3連敗を喫し、崖っぷちから2連勝。勝てば日本シリーズの大一番に臨んだが、第6戦で力尽きた。

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