【佐藤義則氏の眼】DeNAの勝因は投手陣の踏ん張り 作らせなかった「巨人の流れ」 日本Sはソフトバンク有利、DeNAの鍵は?
「JERA CSセ・ファイナルS・第6戦、巨人2-3DeNA」(21日、東京ドーム)
DeNAがリーグ戦3位からの日本シリーズ進出を決めた。第6戦は0-2からの見事な逆転勝利。デイリースポーツ評論家・佐藤義則氏がDeNAの勝因、そして日本シリーズの展望を語った。
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このゲームに関して言えば、巨人は敵失と戸郷のセーフティースクイズによって2点を先行。主力打者がタイムリーを重ねて、という形ではなかった分、主導権を握るところまでいけなかった。
それはファイナルSを通じてのもので、連勝で勝敗をタイに持ってはいったが、やはり得点内容が一発や敵失だっただけに「巨人の流れ」まで醸成することができなかった。
一方で、そうして完全に、巨人に流れを手渡さなかったDeNAは、投手陣の踏ん張りが大きい。それがあってこそ、戸郷から森敬が、菅野から牧が非常に効果的な一打を放ち、日本シリーズ進出につなげられた。
DeNAはリーグ3位ながら、このCSで見られたように投打のバランスがいい。そこは日本シリーズに胸を張って出られるチームだ。
相手はソフトバンクで、似たような戦力に思えるが、山川、近藤という安定した2人がとにかく強力な分、わずかにソフトバンク有利か。
東の状態が気になる部分もあり、とにかくクリーンアップをどこまで抑えられるかが、大きなカギとなる。このCSのような投球ができれば活路は開ける。そして、投手陣を少しでも楽にさせられるよう、牧からの強力打線がこちらもCSでの流れをもっていくこと。DeNAの勝機はそこにかかっている。