ロッテ・井上晴哉が現役引退へ 「アジャ」の愛称で人気の強打者 「24本の壁を超えたい」も今季は1軍出場なし
ロッテ・井上晴哉内野手(35)が今季限りでの現役引退を決意したことが21日、分かった。近日中に球団から正式発表される模様で、球団は功労者として今後も何らかのかたちでロッテに携わってほしいと考えているようだ。
“アジャ”の呼び名で親しまれていた井上。2013年にドラフト5位指名され、日本生命からロッテに入団。2018年からは3シーズン連続で100試合以上に出場し、18、19年は2年連続でキャリアハイの24本塁打を放った。主に4番に座り、ロッテの主砲として、バットでチームを引っ張ってきた。
昨季は4年ぶりの開幕4番を勝ち取ったが、その後状態が上がらず2軍生活が長かった。今季は1軍出場はゼロ。2軍では79試合に出場し41安打、4本塁打、22打点。ケガにも悩まされた。
昨年11月の契約更改会見では「20本打っている日本人がロッテにはいないので、もう一回20本以上は打ちたい。若い人たちには負けられない。24本という壁を超えたい」と話していたが、1軍選手のみが着ることができるピンストライプのユニホームに袖を通さずに今シーズンを終えていた。