DeNA・三浦監督 東の日本S復帰「可能性は見えてきている」左太もも裏肉離れで13日離脱も1軍帯同
DeNA・三浦大輔監督(50)が22日、左ハムストリングの肉離れで戦線離脱している東克樹投手(28)について、26日に開幕する「SMBC日本シリーズ2024」で復帰する可能性が高いことを示唆。下克上で26年ぶりの日本一を目指す頂上決戦で、エース左腕が勝利を導く。
下克上を果たし、注目されるのはエースの状態だ。東は12日のCSファーストS・阪神戦で先発したが、四回の打撃で左太もも裏を痛め途中交代し、翌13日に出場選手登録を抹消。ファイナルSでは登板できなかったが、日本シリーズでの復帰にかけて1軍に帯同して練習に参加していた。
キャッチボールも徐々に強度を上げ、傾斜での投球を確認するため、21日には東京ドームのブルペンで投球練習を行った。三浦監督は、日本シリーズでの登板について「可能性は見えてきている」と希望が持てる状況にあることを示唆し、「段階確認しないといけない部分もあるのではっきりとまだ言えないですけど、できる限りのことを、本人がそれを目指してやっている」と話した。
今季13勝4敗、リーグトップの183投球回をマークし、9月3日の広島戦まで32試合連続でクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)を達成。絶対的エースの登板が可能となれば、ファイナルS6試合を計9失点に抑えた投手陣にさらなる厚みが増す。
東の女房役でもあり、9月15日の広島戦で右手首に死球を受け骨折した山本についても「祐大も諦めてないですからね。やれること全部やって、可能性が少しでもある限りは、という形でリハビリをやっている」と指揮官。チームの柱が大舞台に照準を合わせている。