現役引退の巨人・梶谷は妻に感謝「美しくて強い妻なんで。すごく背中を押された」 夏頃に相談「自分が決めた事に従ったらいいんじゃない?」
今季限りで現役引退をする梶谷隆幸外野手(36)が23日、都内のホテルで会見を開いた。
引退を決断した理由は体がついていかず、膝の状態が思わしくなかったと説明。両親や兄、妻ら家族にはすでに感謝の気持ちは伝えたと明かした。特に妻には夏頃に今季限りで現役を退くと相談すると「自分が決めたことに従ったらいいじゃない?」と言われたという。梶谷は「すごく強い妻なんで。美しくて強い妻なんで、僕の妻は。すごく背中を押されたし、本当に家に帰ったら野球の話をたくさんしたなと思って。感謝している」としみじみと話した。
梶谷はDeNAから2020年オフにFA権を行使し、4年契約で巨人に移籍した。だが、度重なるケガに悩まされ腰、膝を手術。22年には左膝内側半月板縫合手術を受け、同年オフに育成契約も経験した。今季は開幕戦に先発出場。本塁打を放つだけではなく、右中間の打球をダイビングキャッチするなど攻守で勝利に貢献したが、以降は古傷の左膝痛を悪化させ、6試合の出場にとどまっていた。
梶谷は07年に島根・開星高から、高校生ドラフト3巡目で横浜(現DeNA)に入団。14年には39盗塁でタイトルを獲得した。通算打率・270、126本塁打、441打点、162盗塁。