ドラフト1位候補の明大・宗山に最大5球団競合 広島が公表、楽天&ロッテ&DeNA&ソフトバンクも有力
「2024年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」は24日、午後4時50分から東京都内のホテルで開催される。明大・宗山塁内野手(4年・広陵)には最大5球団のドラフト1位指名が集まりそうだ。走攻守の三拍子がそろうスター候補。すでに広島が1位を公表しており、楽天、ロッテ、DeNA、ソフトバンクも指名する可能性が出てきた。
試練を乗り越え、運命の1日を迎える。宗山は2月のオープン戦で右肩甲骨骨折が判明。3月に侍ジャパンのトップチームに選出されたが、欠場を余儀なくされた。春季リーグ開幕後も右手中指第一関節を骨折するなど不完全燃焼に終わった。
それでも今秋のリーグ戦では完全復調をアピール。東大との開幕試合で2年秋以来の一発となる先制V弾を放つと、21日の早大戦では早大・鳥谷敬(元阪神)の115安打を抜く116安打目をマークし、歴代8位タイに浮上した。試合後には「この日のためにやってきたと言っても過言ではないくらい大事な日。一番いい評価をしてもらいたい」と心待ちにしていた。
◆宗山 塁(むねやま・るい)2003年2月27日生まれ。21歳。広島県三次市出身。175センチ、80キロ。右投げ左打ち。小学1年から三良坂少年野球クラブで野球を始め、中学時代は軟式の高陽スカイバンズでプレー。広陵では1年夏からベンチ入りし、同年夏と2年春に甲子園出場。明大では1年春途中からレギュラーをつかみ、2年春は首位打者。ベストナインは3度。今年3月に侍ジャパントップチームに選出されるも、オープン戦で受けた死球による右肩甲骨骨折が判明し欠場。