巨人・梶谷が現役引退表明 坂本が長野が菅野が駆けつけた 「とにかく体がついていかない」左膝限界、18年の現役生活に幕
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巨人の梶谷隆幸外野手(36)が23日、都内のホテルで会見を開き、今季限りで現役を引退すると表明した。決断理由として22年に手術を受けた左膝の状態を挙げ「とにかく体がついていかない」と説明。球団は野手コーチのポストを用意したが、「一度野球から離れたい」とこれを固辞した。
「限界か、カジ」。阿部監督に決断を伝えるとDeNA、巨人で過ごした18年間の現役生活をねぎらわれた。「心中を察していただいた。愛情を感じました」。今夏に意思を固め、妻ら家族に報告。「美しくて強い妻なので。いつも背中を押してくれました」と感謝した。
引退会見には、同学年で巨人移籍の理由にもなった坂本が花束を持ってサプライズ登場。さらに長野、菅野ら11人が駆けつけ「すごいな」と驚き、感激した。度重なるケガと闘い、育成契約も経験した苦労人。涙は見せず「やり切ったというか、満足。誇りに思っています」と笑顔で締めた。