広陵 高尾響が指名漏れ 中井監督「悔しいと思う」今後は社会人へ 昨年の真鍋に続き2年連続での指名なし
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(24日、都内ホテル)
広陵・高尾響投手(3年)は指名されなかった。高尾は、記者会見場とは別室で中井哲之監督と今会議を観戦。午後7時15分に、全12球団の指名が終了し、自身の名前が呼ばれることはなかった。昨年は、長距離砲の真鍋慧内野手(現・大商大)が指名漏れ。広陵では、2年連続での指名なしとなった。
会議終了後、高尾に代わって報道陣の取材に対応した中井監督は「悔しいと思う。でも、悔しいからこそ頑張れる。これからも見守っていきたい。去年のこともあるし、3年後に、この結果が良かったと思えるようにするのも彼自身。いろんなことを経験すると思うので、見守って、背中を押していきたい」と話した。
今後、高尾は社会人・トヨタ自動車でのプレーを目指す。中井監督は「社会人を代表する投手になり、(3年後)上位で指名され、憧れられる存在になってほしい」と期待した。
高尾は最速148キロの本格右腕で、入学直後から伝統校の背番号「1」を背負ってきた。甲子園には2年春から4季連続で出場し、通算5勝。2年春は、優勝した山梨学院に準決勝で敗れたものの、8回までに1失点と力投し、存在感を示した。