「プロ野球ドラフト会議　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　リポビタンＤ」（２４日、都内ホテル）

　日本ハムはドラフト１位で柴田獅子投手（福岡大大濠高）の交渉権を獲得した。宗山塁内野手（明大）の抽選を外し、２度目の抽選はソフトバンクとの一騎打ちとなったが、新庄剛志監督（５２）が当たりくじを引き当てた。

　木田ＧＭ代行は「柴田君の指名権獲得ができたことが良かったので、本当に来てくれればいいなと。素質のある選手才能が高いと思った選手をどんどん取った結果、投手が多くなったけど、それぞれが今年のアマチュアの選手の中で高い才能があると評価していたので、いいドラフトだったと思います」と総括した。

　１位の柴田は投打ともに評判の高い選手。二刀流に挑戦させるか問われて、「才能あふれている選手が来てくれれば、僕らがやる仕事としてはどちらとかなんだっていうことよりは彼が本当にスケールの大きな選手にどうやって育っていくかチーム全体で考えたい、これからです」と話すにとどまった。

　２位に１９８センチの藤田琉生投手（東海大相模）、３位に１８６センチの浅利太門投手（明大）、４位に１９２センチの清水大暉投手（前橋商）と大型投手を指名。大渕スカウト部長は「結果としてそうなっただけで、いい選手から取ろうっていう、基本的な考え方の通りやっていました。もちろん体は小さくても即戦力の選手も並べていたんですけど、縁がなかったとか先に取られたりしてました。わざわざ大きい素材を選択しているわけではないです」と説明した。