慶大・清原 争奪戦!独立Lなど5球団からオファー 無念の指名漏れから一夜「まずはリーグ戦に集中」

 慶大・清原正吾内野手(22)に独立リーグ4球団と2軍参入球団から獲得オファーが届いていることが25日、分かった。NPB通算525本塁打を誇る清原和博氏(57)の長男で、大学から硬式野球に挑戦した異色の経歴の持ち主。24日のドラフト会議では残念ながら指名漏れとなったが、大学卒業後も野球を続ける選択をした際には、争奪戦となりそうだ。

 夢への道は閉ざされたわけではない。無念の指名漏れから一夜明け、清原の元に複数球団からの獲得オファーが届いていることが判明した。

 名乗りを上げているのは計5球団だ。ルートインBCリーグからは、栃木、神奈川と、来年からリーグ戦に参入する山梨の3球団。四国ILpからは香川がラブコールを送っており、将来性と圧倒的なスター性を兼ね備えた清原を目玉選手として迎え入れたい思いもあるようだ。さらに、今季からイースタン・リーグに参入したオイシックスも興味を示している。

 中学はバレーボール部、高校ではアメリカンフットボール部に所属した。大学で硬式野球に挑戦すると、今春から4番に定着するまでに成長を遂げた。プロ志望届を提出した今秋にはリーグ戦1号を含む2本塁打もマーク。恵まれた体格や抜群の身体能力も含め、伸び代は十分だ。

 NPB入りを目指し続けるとなれば、社会人野球に進んだ場合、ドラフト指名の対象となるのは最短2年後だが、独立リーグならば来年の指名が可能。数多く試合に出場して経験を積めるという点もメリットとなる。

 24日のドラフト会議後には、堀井哲也監督(62)が記者会見場で対応し「まずはリーグ戦に集中したい、先のことは何も決まっていないと申しておりました」と清原の言葉を伝えた。どんな選択をしても、可能性無限大の22歳。まずは大学野球の集大成となる11月9日からの早大戦に全力を注ぐ。

 ◆清原 正吾(きよはら・しょうご)2002年8月23日生まれ、22歳。東京都出身。右投げ右打ちの内野手。186センチ、90キロ。小学3年から軟式のオール麻布でプレー。中学ではバレーボール部、高校ではアメリカンフットボール部に所属。慶大で硬式野球部に入部し、2年秋に初めてベンチ入り。3年秋はベンチ外も、4年春から4番を任され一塁でベストナインを獲得。50メートル走6秒3、遠投100メートル。リーグ戦通算成績は打率・226、2本塁打、11打点。

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