阪神・森下 侍4番に意欲 井端監督示唆に「やれるならしっかりやりたい」 岡本、万波辞退で牧、清宮と競争
「侍ジャパン合宿」(29日、宮崎)
野球日本代表は29日、11月の国際大会「ラグザス presents 第3回 プレミア12」に向けた合宿を宮崎市内のSOKKENスタジアムでスタートさせた。阪神・森下翔太外野手(24)は、侍ジャパン・井端弘和監督(49)が可能性を示した4番起用について意欲を示し、日の丸の一員として自覚を見せた。
ハツラツと動き回り、井端監督やチームメートらと積極的に会話を交わした。森下は昨年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」を経験。侍ジャパンの一員として「3番・左翼」で3試合に出場しており「やりやすい雰囲気でできた」と充実の笑みを浮かべた。
フリー打撃では首脳陣が見守る中、45スイング。左翼への柵越えを2連発しパワーを披露した。メンバー入りしていた4番の有力候補・岡本和、さらに万波という右の大砲2人が故障で出場を辞退。今回の国際大会でも森下への期待が高まっており、牧、清宮を加えた3人の4番起用の可能性について、指揮官は「それはありますね」と方向性を示した。
阪神では今季1試合、4番に座った経験がある森下。侍ジャパンでの4番については「やれるなら、しっかりやりたいなと思います」と意欲を示す。それでも「本当にどこの打順でも自分のやるべきことは変わらない。違う打順に入ったことで、周りからの見られ方が変わるだけです」と自然体を貫く構えだ。
目指すべき到達点はこれまでと同様に変わらない。「やっぱり(日本代表に)入るだけじゃダメだと思う。結果を残して優勝した時に、しっかり関われている存在になっていたいです」。打線の主軸を担い、「プレミア12」の連覇に貢献する。