ソフトバンク 3連敗で崖っぷち 打線沈黙…26イニング連続無得点、73年ぶり本拠地2戦連続零敗

 「SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク0-7DeNA」(31日、みずほペイペイドーム)

 連勝した横浜での勢いがうそのように、ソフトバンクが失速した。00年の3~5戦目以来24年ぶりの本拠地3連敗。さらに本拠地での2試合連続完封負けは、南海時代の1951年以来、73年ぶりの屈辱だ。

 26イニング連続無得点。打線に元気がない。二回2死一、二塁で海野が見逃し三振。4点を追う七回は1死二、三塁とチャンスを広げたが、嶺井が空振り三振、周東も二ゴロに倒れた。周東は悔しさのあまり、ヘルメットをたたき付けた。

 小久保裕紀監督は「この3連戦で勝ちを見せることができなかったのが残念」と悔しげな表情。続けて「三つ負けられるのが日本シリーズで、もう負けられなくなっただけなので」と懸命に前を向いた。2日からは再び敵地に舞台を移す。レギュラーシーズン91勝の絶対王者。なんとしてもDeNAの下克上は阻止する。

 ◆21世紀初の日本S本拠地3連敗&シリーズワーストタイの26イニング無得点 ソフトバンクの日本シリーズ3連敗は、ソフトバンクとなった2005年以降初で、前身のダイエーだった2003年の第3~5戦以来。この時の球場はいずれも甲子園だった。本拠地3連敗に限れば00年の第3~5戦(福岡ドーム)以来、24年ぶり。さらに、第3戦の二回から今シリーズ26イニング連続無得点となり58年・巨人と並ぶ史上ワースト。また、球団の日本シリーズ2試合連続完封負けは53年の第4、5戦以来。本拠地2戦連続は51年の第1、2戦以来、73年ぶり。

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