阪神・森下 隅田からフェン直打!久々実戦で初対戦左腕をいきなり 侍J・井端監督が対応力の高さ評価
「侍ジャパン合宿」(2日、宮崎)
阪神の森下翔太外野手(24)が2日、宮崎市内で行われている11月の国際大会「ラグザス presents 第3回 プレミア12」に向けた野球日本代表合宿のライブBPで、西武・隅田から左翼フェンス直撃の打球を放った。CSファーストS敗退から半月以上が経過した今合宿初の実戦練習で、井端監督が対応力の高さを評価した。
大きな雨粒を切り裂き、左中間フェンスまで到達した。森下が今合宿初の実戦練習で弾丸ライナーの快音を披露。「井端監督を含めたコーチ陣の前で一本出たのは良かった」。思わず笑みがこぼれ、状態の良さを感じさせた。
10月13日にCSファーストS敗退。あれから20日が経過した。秋季練習でフリー打撃は行っていたが、投手との勝負は久しぶり。「ボール自体は見えていた。しっかり振れていたので最初にしては良かった」。ブランクどころか、好調のまま本戦へ向かえそうだ。
打撃ケージの後ろで見守っていた指揮官は絶賛した。「最初から振れるのは彼の持ち味。対応していく早さもあるので期待しています」。侍ジャパンでも打線の軸となる可能性が高く、最高のスタートを切った。
相手が隅田ということも本番への“リハ”になった。この日が初対戦。頭には球種の情報しか入れなかった。1打席目こそ空振り三振したが、次の打席で直球をガツン。左腕も「セ・リーグの投手に『誰がいい打者?』と聞いても、森下の名前が出る。対戦できて良かった」と共闘を喜んだ。
各国の投手はほとんどが初顔合わせになる。「これから(初めての)投手の球を見る機会も増える。そういうところで結果を残せればいいと思います」。初物でも問題なし。自分のスイングを貫き、世界でも躍動する。