DeNA・牧 あと「ひとつ」勝てば日本一「ホームの後押しも大切に」恵みの雨で“外弁慶シリーズ”に終止符決める
「SMBC日本シリーズ2024、DeNA(降雨中止)ソフトバンク」(2日、横浜スタジアム)
「SMBC日本シリーズ2024」の第6戦は2日、雨天のため中止となり、3日に順延となった。3勝2敗で日本一に王手をかけているDeNAの主将・牧秀悟内野手(26)は、“外弁慶シリーズ”を覆し、日本一を奪取することを誓った。三浦大輔監督(50)は水入りにも「全てプラスに変えます」とポジティブな姿勢を貫いた。
26年ぶりの日本一へあと1勝として横浜に帰還した牧は、雨で1日延びたことに「早く試合はやりたかった」と本音を漏らしつつも、「良い調整もできますし、体も回復して万全の状態で臨める」と前向きな言葉を口にした。
第5戦ではシリーズ1号となる3ランで勝利をたぐり寄せており「一本出てチームに貢献できましたし、ちょっとずつですけど良くなってきていると思います」と話した。
本拠地で2連敗スタートからの敵地3連勝。“外弁慶シリーズ”とも言われるが、そんな称号を覆し、ハマスタで一気に決めたい。牧は「ひとつ勝てばいいので、明日勝てばいいのかなと思います」と話し、「勢いも大事ですけど、向こうもそれなりに向かってくると思う。自分たちの形は崩さず、ホームの後押しも大切に戦っていきたい」と最強軍団に気を引き締めた。
3日は、第1戦で対決した有原と再び相まみえる。前回は7回を無得点に抑えられ、自身も無安打。「投げミスが一切なかったですし、こっちに勢いというのを全くつくらせなかった」。だが、その難敵を打ち崩してこその下克上だ。「明日は束になって戦えるということで、しっかり勝てるように全員で準備していきたい」と自らに言い聞かせた。