阪神・森下 プレミア12本戦でも大暴れ予感 練習試合2安打1打点 井端監督「全開でいってくれる」
「日本代表練習試合、日本代表5-0広島」(5日、SOKKENスタジアム)
阪神の森下翔太外野手(24)が5日、宮崎市内のSOKKENスタジアムで11月の国際大会「ラグザス presents 第3回 プレミア12」に向けた野球日本代表の合宿で広島と練習試合を行い、タイブレーク練習と合わせて計3打数2安打1打点と好調をアピールした。昨年も練習試合で本塁打を放ってから、アジアチャンピオンシップで打率4割超えと大暴れしただけに、吉兆の予感が漂っている。
森下が打席に立つと老若男女問わず、ひときわ大きな歓声が飛んだ。その声援に応えるのが魅力の一つ。「結果、ヒットが出たというのは良かったと思います」。練習試合とタイブレーク練習を合わせ、3打数2安打1打点。大会開幕まで約1週間となったが、すこぶる好調のようだ。
まずは3点リードの六回2死。杉田の直球を捉え、左翼線に鋭い打球を運んだ。さらに7イニング制の後、タイブレーク練習では無得点の2死二、三塁で打席へ。少し詰まりながらも二遊間へ打球を飛ばすと、全力疾走で内野安打。得点圏で打点を挙げ、侍でも勝負強さは健在だった。
昨年も宮崎合宿の練習試合で本塁打を記録。本番のアジアチャンピオンシップでは11打数5安打で打率・455、1本塁打と躍動した。今年も吉兆の予感。森下も13日からの開幕に照準を合わせている。
「本戦でヒットを出すことが大切だと思う。それに向けて、またしっかり準備したいなと思います」
井端監督は打席内容を見て、4番候補に全幅の信頼を置いた。「全然気にしてないですよ。13日に全開でいってくれるんじゃないかなと思います」。好不調の波はあるかもしれないが、試合ではやってくれる男。指揮官にも不安の様子は一切なかった。
塁上では胸元の「JAPAN」を手で強調するなど、複数のポーズを披露。「まだ確定とかではないです」と模索中ではあるが、シーズン中のアイブラックポーズと違ったものが見られそうだ。6日で合宿は打ち上げ。本戦では塁上で何度もはしゃぐことができれば、世界一がグッと近づく。