オリックス・山崎 再生計画始動 岸田新監督「修正という意味のドリルを」本来の姿取り戻す

 「オリックス秋季キャンプ」(6日、高知)

 オリックス・山崎颯一郎投手(26)の再生計画が6日、秋季キャンプを行う高知県のINOUE東部スポーツパーク野球場で本格的に始動だ。今季7試合登板にとどまった右腕は岸田新監督、厚沢、牧野両投手コーチに見守られた投球練習で体のバランスの修正を図った。

 首脳陣に指摘されたのは体重移動の部分。投球の際、山崎は「軸(右)足に乗せているつもりだった」というが、重心がベース寄りになっていると伝えられた。5月下旬に負った上半身のコンディション不良の影響で「シンプルにバランスが崩れている」と実感した。

 岸田監督は「頭のブレとかもある。修正という意味のドリルをやっていました」と説明。最速160キロで、23年は53試合に登板した能力もあるだけに「理想はどこまでもすごい球を投げてくれるといいんですけどね」と期待は大きい。本来の姿を取り戻すことができれば、必ずチームのブルペン陣を支える存在になる。

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