ソフトバンク・石川 FA行使表明「どういう評価をされているのかを聞いてみたい」宣言残留含め交渉へ

 ソフトバンクの石川柊太投手(32)が8日、今季初取得した国内FA権の行使を表明した。みずほペイペイドーム内の球団事務所で申請書類を提出。「自分が野球界でどういう評価をされているのかを聞いてみたいのが一番」と話した。14日に公示され、15日から他球団と交渉できる。

 石川は創価大から2013年度育成ドラフト1位でソフトバンクに入団。16年に支配下登録をつかんだ。通算185試合の登板で56勝41敗、防御率3・32の成績を残している。FA権取得に「育成出身としてもうれしいし、誇りに思う部分でもある」とも語った。

 残留を要請する球団からは複数年契約の提示を受けた。「条件提示に誠意は伝わっている。そこが不満だから宣言するわけではない」。宣言残留を含めて、12球団との交渉に応じる構えだ。

 今季年俸は人的、金銭ともに補償が発生しないCランクとみられ、争奪戦となる可能性がある。「一番うちに来てほしいというのが伝わってくるかを大事にしたい」と語った。

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