慶大・清原正吾が早慶戦初アーチ「父親のDNAですね」 早大・小宮山監督も「あのホームランがかなり効いた。脱帽」

早大の優勝を阻止した慶大の(左から)水鳥遙貴、渡辺和大、清原正吾(撮影・持木克友)
慶大に大敗した早大・小宮山監督(右)=撮影・持木克友
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 「東京六大学野球、慶大9-1早大」(9日、神宮球場)

 伝統の一戦の第1ラウンドは慶大が快勝した。

 清原正吾内野手(4年・慶応)が全4打席で安打をマーク。2点リードの六回1死では早慶戦初アーチとなる今季3号を放ち「真っすぐを捉えた完璧なあたりでした」と充実の表情を浮かべた。

 中学はバレーボール部、高校はアメリカンフットボール部という異色の経歴ながら4年間でめざましい成長を遂げてきた。東京六大学野球選抜として出場した8月31日の日本ハム2軍戦(エスコン)では、育成左腕・山本晃大から左越え2ランをマーク。9月28日の明大戦で放ったリーグ戦初本塁打は、1点を追う九回2死からの同点バックスクリーン弾だった。大舞台に強い要因を問われた清原は「父親のDNAですね」とニヤリ。西武、巨人などで活躍しプロ通算525本塁打を誇る父・和博氏(57)の姿を思い浮かべ、笑顔を見せた。

 早大は王手をかけている優勝に足踏み。小宮山悟監督は「流れの中で3点目の、あのホームランがかなり効いた。脱帽」と清原の本塁打について言及した。

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