清原正吾が涙 大学ラストゲームで1安打 22年春以来の連勝で勝ち点 12日に早大と明大が優勝決定戦へ
「東京六大学野球、慶大2-1早大」(10日、神宮球場)
慶大が接戦を制し、対早大では22年春以来となる連勝での勝ち点を奪取し今季を終えた。初回に早大が前田健伸内野手(3年・大阪桐蔭)の適時打で先制した。
それでも、慶大は四回に2死一、三塁と好機をつくると、今季は不振に苦しんでいた主将・本間颯太朗内野手(4年・慶応)が右前適時打を放ち同点に追いつく。1-1の八回1死一、三塁で林純司内野手(1年・報徳)が中犠飛をマークし勝ち越しに成功した。
プロ通算525本塁打を誇る清原和博氏(57)の長男で、卒業後の進路に注目が集まる清原正吾内野手(4年・慶応)にとっては大学ラストゲームとなった。前日の1回戦では今季3号ソロを含め全4打席で安打をマーク。この日は1点を追う四回1死二塁で好機を拡大する二塁への内野安打を放った。六回には相手の好守に阻まれ二ゴロに倒れたがヘッドスライディングで執念も見せた。試合後には涙を流す場面もあった。
優勝へ王手をかけながらも痛恨の2連敗となった早大は12日に明大と優勝決定戦を戦う。